仕事をしている間と、誰かと他愛もない話をしている時は、真ちゃんのことを忘れていられるからだ。



「休憩とれなくて瀕死だった。」



私も適当な返事をする。



この距離感がちょうど良い。



「ははは、言えば助けてやるのに。」



嘘か、本当か、笑いながら言うマッキーはつかみ所がない。



「自分も忙しかったって今言ったところじゃん!」



「はっ!そうでした!」