「あんまりいい気持ちはしないんじゃないか？」



颯くんが私の気持ちを代弁する。



「なにかあったらなんでもすぐに言えといつも言われてるのに、梨央は水沢を頼ったことがないだろ？」



思い返してみるけれど、確かに…



「…ない、かも。」



「言おうとはしてるみたいだから、そこは水沢も汲んでやってほしいとは思うけど。ま、今の話は水沢視点の意見だから。俺は梨央を責めてるわけじゃないし、梨央が誰かに自分の体調を伝えられればそれでいいと思ってる。というより梨央のこと診察できる人が増えて、俺的には大収穫だな。槇田先生いい子そうだし。」



ヒントはここで唐突に終わりみたいだ。