天然若頭 × 暴走族Ⅱ

~♪



あ、星矢だ



ポチッ



『もしもし!久しぶり!お兄〈黙れっ!〉ごめんごめん』



星矢〈今度言ったら逝ってもらうから〉



あ、怒らせちゃった



『ごめんねっ』



星矢〈そんな可愛く言われたら許してしまう〉



『フフッ許してぇ~?』



星矢〈しゃーなしで許す(てかお兄ちゃんとか言われたら死ぬからなんだけどな怒ってたの~)〉



『それでどうしたの今日は』



星矢〈明後日から俺そっち行くから〉



『えぇっ!?なんで!?』



星矢〈なんでって会いたいからに決まってるだろ!〉


でた



星矢のシスコン



きもいわ~



『それで?』



星矢〈それだけ!〉







『はぁ…とりあえずわかったから』



星矢〈はーい!じゃあまたね~!〉



『はいは~い』



ブチッ





茉弥「星矢くん?」



『そう私に会うためだけに明後日からこっち来るらしいよ』



茉弥「えっまじ?超シスコンじゃねぇか」



ほらみんな言ってるじゃん~



恥ずかし~



『普段は優しい人なんだけどね~たまにシスコンになるの』



茉弥「まぁしょーがねぇな~朱里が可愛すぎるから」



え、今、可愛いって言ったし



どこがって感じなんですけど!?





茉弥「でも明後日総会だぞ?」



『え、総会!?明後日が!?』



茉弥「おう!今回は隊長、副隊長全員が集まる」



『まじか~どうしよ!何時から何時まで?』



茉弥「夜8時から夜9時まで1時間」



『ま、大丈夫か!あ、でも私Stardust入ったんだった』



茉弥「まぁギリくらいじゃね?」



『そうだね!』



『今日はここ泊まる~』



茉弥「おっけ俺も泊まる」



今日は2人か~



『じゃあベッドじゃんけんしますか!』



茉弥「よし!今日は勝つから」



『私が勝つ』



『「せーのっ!最初はグー!ジャンケンポンっ!」』



私→パー

茉弥→チョキ



あ、



『負けた…』



茉弥「よっしゃ!勝った~!」



『初めて負けた…』



茉弥「まぁまぁそう気を落とさずに!」



『ん~!ムカつく!』




茉弥「ベッドで寝たい?」



『寝たい…』



茉弥「じゃあベッドでどうしても寝たいです寝さしてくださいって言って」



『え、…ベッドでどうしても寝たいです寝さしてください』



茉弥「無理」



『えぇぇ!!』



言ったのに!!



茉弥「俺別に言ったら寝さしてあげるなんて一言も言ってないからな!」



これは…新手の詐欺だ!



『もう!いい!』







茉弥「ベッドで寝たいんだったら俺と一緒だけど?」



『えぇ~』



茉弥「じゃあソファで寝てろ」



『…わかったよ』
















結局…



私はベッドで寝たくて



一緒に寝ましたとさ…








次の日梨亜に怒られるんだろうな~



でも!どうしても寝たかったし!しょうがない!



うんうん!








次の日_



『ごめんなさい…』



茉弥「しょうがねぇじゃねぇかよー」



梨亜「あ゛!?」



今なぜこうなったかと言うと…



まあ昨日のやつですよね~



茉弥と一緒に寝た件で怒られてますね~



朝起きたら目の前に正座させられてる茉弥居るし、



ニコニコ笑ってる梨亜居るし、



その笑顔怖すぎるし



もうどうしようと思ったよ!



てか今もどうしようなんだけど…




梨亜「なんで~一緒に~寝たのかな~?黒笑」



『えっと…ベッドじゃんけんして私が負けたんだけどベッドで寝たくて…はい…』



梨亜「ふぅ~ん…あってんの?茉弥」



茉弥「合ってるよまぁしょうがねぇよ!」



梨亜「そんな事言っていいのかな~?」



次は茉弥が責められてるよ~どうしよ~!



『り、梨亜?そ、その辺にしよ?』



茉弥「そうだそうだ」



梨亜「はぁ…もう絶対にやんなよ?」



『「はーい」』







梨亜「学校行くぞ!」



『あ!今日は直接Stardustだよ~』



梨亜「そうなのか、わかった」



『じゃあまた夜ね!茉弥!』



茉弥「おう!またな!」















幹部室_



『ごめんお待たせ』



アデル「おう!それでなんだ話って?フローラ」



フローラ「その…ごめんなさい!」



全員「えっ!?」