天然若頭 × 暴走族Ⅱ

『フローラ…あんたGrim Reaperの姫でしょ…?』



フローラ「っ!?」



アリス「えっ!?そんなわけないよね!?」



フローラ「…なんで知ってるの?」



アリス「本当なの…?」



フローラ「うん…ごめんアリス」



『でも本当はしたくない…ちがう?』



フローラ「っ…そうだよやりたくない!だってここはこんなに温かくて楽しい場所でエリックは私の自慢の彼氏!だから…こんな事したくないよ…」



『私が助けてあげるよ…』



フローラ「えっ?」



『その代わり…これからは溜め込まずにちゃんと皆に言いなさい。それが無理ならエリック、アリスに相談しなさい。それが出来ないなら私は助けることは出来ないよ』



これはお人好しのフローラからしたらきついかもしれない



でも私が元々フローラみたいに溜めてたら皆に言いなよって言われた



言ったらスッキリして…皆が助けてくれた



それは無理やりじゃない



仲間だから…



本当の仲間で信頼し合ってるからこそこんな事が言えること



だからフローラにも成長して欲しい…




フローラ「わかったがんばる」



アリス「よかった!」



フローラ「私から離れていかない…の?」



アリス「離れるわけないでしょ!私達は仲間であり親友なんだから!」



フローラ「…ありがとぉっう!」



アリス「うん!」



もう大丈夫だね…



『よし!じゃあ私が助ける!これが終わったら明日自分の言葉で皆に伝えるんだよ!私は一切口出ししないからアリスもよ?』



フローラ「ありがとう…」



アリス「わかった」




ガッシャーンッ



きた…



フローラ「無理しないで…」



『大丈夫大丈夫!ここで絶対に居るんだよ!二人とも!』




アリス「うん!」



フローラ「…うん」



そんな事言われても心配でしょうがないよ…



アリス「フローラ…朱里を信じて…あの人は強いよ」



そっか



もう仲間だもんね



信じよう!







外では叫び声、と骨が折れる音、いっぱい鳴ってる



シーン



アリス「いきなり静かになったね」



フローラ「だね」







『あとはお前だけだ!総長さんよ!』



やった!もう総長だけだ!



総長「お前誰だ?」



『私?私はここの幹部よ』



総長「は?そんなやつ知らねぇな」



『当たり前でしょ?だって今日幹部になったんだからな!』






叫んでる



怒ってる



総長さんは多分私に怒ってるんだ



私が情報を言わなかったから…



総長「おい!お前!フローラいるだろ!フローラをだせ!」



私の事よんでる…



出た方がいい…?



その方が朱里が何もされない…



『あのさ!だせって言われてはいはいどうぞってわざわざ仲間を出すわけねぇだろ!?バカだろお前』



総長「はぁ!?いいから出せよ!」



『頭いかれてるわ~馬鹿なの?あ、バカなのか』



朱里挑発してるし




『フローラはもうあんたらの姫じゃないからね』



総長「は?」



『あんたなんでここに幹部連れてこなかった?』



総長「それは…」



『あんただけだろここを潰したいって思ってるの!お前は下っ端を無理やりここに連れてきた!逆らえないもんな!お前最低すぎな!』



幹部の皆来てないの…?



総長「なんでもかんでも知ってるような口きくな!」



『なんでもかんでも知ってるような?フフッようなじゃない、知ってるのよ!』



総長「は?」






『知ってた?あんたの幹部私、友達に何だよね~』



友達!?



総長「友達…だと!?笑わせんなどこで知り合うってんだよ」



『どこって普通に~まぁでもこれだけ言ってあげるよ幹部全員潰し屋だから』



潰し屋!?って事はそこで知り合ったって事!?



総長「潰し屋…そんなわけねぇだろ!アイツらがそんなことするわけねぇよ!」



『へぇそんなこと言うんだなら証拠いる?おい、凛!遼!茉弥!亜夜!』



4人「はーい」



『昨日ぶり』



4人「だね~!」



『Grim Reaperって最近作られた族でしょ?それであんたは強そうなこいつらを入れたんでしょ?』



凛「俺達はわざとお前のところに入ったんだよ」



亜夜「俺らは潰し屋だ情報は回ってくるんだよその時にまだ族が作られてない時にお前の名前が上がった重要人物だってな」



茉弥「俺らって朱里と一緒にイギリスに来たんだよね~まぁ元々俺たち4人はイギリス国籍だけどね」