天然若頭 × 暴走族Ⅱ

デリック「御意って今言ったか?」



やっぱ言うと思った~



『ま、まぁそれぞれいいんじゃない!?』



カレン「でも御意のあとに言い直して了解って言ってたから余計に気になるよね」



あ、やってもた~!



梨亜くんやってしまってるよ!



『梨亜ってたまにおかしいのよ!だから気にしないでね!』



カレン「そう?まぁいいけど…」



はぁ~一件落着!


30分後_



さぁて!ここで皆さんにクーイズ!



私達は今どこで何をしているでしょーう!



正解は…



ダンスですよーー!



言ってたでしょー?



ダンスパーティがあるって!



なんか学校行事ではないらしいよ!



世界各国のお嬢様、お坊ちゃまとか



世界ランクの正統派暴走族が出席してるみたい



まぁ普通の一般人も出れるみたいだけど



ちょっとオススメしないらしいよ









アル「茉弥と凛!お前らはペアどうするんだ?」



茉弥「凛が女装するから大丈夫」



凛「うん!俺、1回やってみたかったんだよね!」



めっちゃ嬉しそう



絶対写真撮らないとね



茉弥「あの、ずっとペアは一緒ですか?」



アル「あ!その事でルールが変わった!ペアはずっと一緒じゃなくて良いようになった!」



『そうなの!?』



アル「おう!だから男同士でも女同士でもなんでもいいぞ!」



梨亜「ごめん!練習中だけど抜けてもいい?」



『えっ?どうしたの!?なんかあった?』



梨亜「ううん!ちょっと用事思い出したの!ごめん!帰るね!」



『?うん…』



何かあったのかな?



梨亜は本当にいい人で周りをちゃんと見てて



本当にカッコイイ人だと思う



でも一つだけ残念なことがある



それは何も言ってくれないこと…



自分の身に何が起きているのかとか今日何があったとか



何も教えてくれない…



だから梨亜が苦しんでてもわからない



彼女なのに…



本当に私って情けない…







俺は今、病院に来てるんだ



ん?



なんで病院にいるかって?



それは検査の時に分かるよ



もうすぐ呼ばれるからちょっと待ってね



俺が病院に通ってることは茉弥と凛月しか知らない



本当は朱里にも言おうと思った



でも言えなかった…



だって朱里の悲しむ顔が思い浮かんで



言い出せなかったから…



俺はもう朱里の悲しむ顔は見たくない



結局は悲しませちゃうかもしれない



でも今だけは楽しませてあげたい



だって留学先で色んなことを学びながら



新しい友達、仲間が出来た



朱里にとって1番楽しい時間だと思う



だから今は言えない



俺は修学旅行が終わるまでは言わないつもり



それが終わったらしっかり言おうと思う





だから俺の病気もそんなに一気に進行しないでよ







ピーンポーンパーンポーン



「如月梨亜様、如月梨亜様、医院長室までお越しください。」



行くか…



俺が医院長室で診察する理由



それは1つしかない



世界一の如月の息子だから俺はどこの国に行っても特別扱いだ



良くいうと…楽に早く進む



悪くいうと…それだけで他の人からヤバい目で見られるし、気を使われる



それが今まで我慢してきてること



この事はちゃんとお父さんもお母さんも知ってるし



まぁ早く進むのはいいけどね‪w







コンコンッ



梨亜「失礼します。」



ガチャ



院長「梨亜様、今日はどうなさいましたか?」



梨亜「最近また体の調子がおかしくて」



院長「分かりました。ではまず検査をしましょう。隣のお部屋でしますので入ってお待ちください。」



梨亜「はい。」





俺の病気は



今ここで言うのもなんかあれだけど



ガンだ…



これはもう通院するしかない程にもなってる



それはどういうことかっていうと



もう長くは生きられないって事だ



20歳までは生きられない



そう院長さんに言われた



自分の体の事は自分が1番わかってる



分かってた



長くはないことを…