「ねぇ。秋斗。」
秋斗「んー?何ー?」
「何で、怒ってるの?」
秋斗「.....怒ってる様にみえるー?」
「うん。みえる。」
秋斗「鈍感だねー。」

え? 鈍感? 誰が...?

秋斗「零凪、危機感がないからだよー。」
「危機感くらい、私だってあるよ。」
秋斗「僕が庇わなかったら、零凪。バイクに乗せられていたよねー?」
「(ー"ー;) そ、そうだけど.....。」
秋斗「兎に角ー。気を付けてねー。」
「うん。ごめんね?」
秋斗「怒ってないよー。」
「ニコッ ありがと。」
秋斗「んー。」

秋斗に心配かけてたんだね。

「そう言えば、修哉との戦いはどうだったの?」
秋斗「.....弱すぎ。」
「秋斗。10%も出してなかったよね。」
秋斗「うん。」
「まぁ、本気で殺って死なれるよりいいかな。」
秋斗「本当に、入るのー?」
「何となくだけどね。黒猫の皆も、闇を抱えてる。だから、助けたいと思ったの。」
秋斗「.....そ。」
「秋斗は、無理に入らなくていいからね。」
秋斗「馬鹿ー?零凪がやるなら、僕だって手伝うからー。」

本当、優しいよね。 秋斗は。

「ニコッ うん。秋斗。何かあったら、私に言ってよ。助けるから♪」
秋斗「うん。零凪も、ね。」

私は、何が何でも秋斗だけは守る。 そう決めたから


~ 零 凪 side end ~