愛依の冷たく言い放ったその言葉が、私の心に重く鉛のように落ちた。



「はい、許可もらいましたぁ。可愛がってあげる」




語尾に音符が付きそうな感じで言うと、女子達はまた髪の毛を掴んできた。





ねぇ、愛依。
謝れば済むって話じゃないことは分かっている。
だけど、話を聞いてくれないかな。
確かに悪いことをした。





でも、一方的にこんなことしても何の解決にもならないよ。