「シート倒したから寝とき。俺後ろに座って
るからなんかあったら呼び。しんどそうや
ったら起こすから」

と、頭痛を刺激しなく気こえるくらいの小声

で私が好きな微笑んだ優しい顔で言ってくれ

た。私は喋るのがつらいけど声を振り絞り

「先生後ろに座ってたら、シート倒したらか
なり狭いじゃん…戻すよ…」

と言い、レバーを引いた…いや引こうとして

も引けなかった。なぜかとゆうと私の体に力

が入らなかったのと、先生が私の手の上に手

を重ね引かせなかったからだ。