私は先生の顔を見ると何故か安心感が出てき

て少し泣いてしまった。

先生は焦りながら

「どうした!?そんな痛いんか?!
ヤバイな…」

などと、ブツブツ呟いていた。私は

「違う…なんか安心しちゃって…」

と、本音を言ってしまった。すると

「はぁ、なら良かった。って…
あかんやん! 」

とか言いながら先生は近くにバケツと氷嚢を

置いて私の赤く少し腫れた右足を見ようと靴

下に手をかけながら

「足触れるで、痛かったら声出して」

と言った。