「こういうの、口に出して言うのはめちゃくちゃ照れ臭いんだけど………オレにはハナが一番だから……」

「…ん。……ありがと……虎太郎、大好き」



この世でたった一人しかいない貴方へと。
何時までもあたしの気持ちが…。
途切れることなく降り注いでいきますように。
ずっと、ずっと…。



「ね、また来年も………こうして一緒にいようね」

「あぁ…。来年だけじゃなくて、再来年もその先も、ずっとな……」

「うん…ずっと……」




あの月のように、昼も夜も。
貴方だけを見つめているから。
包み込んでいくから……。





Fin.