「いらっしゃいませ、何にしますか?」




お?




新しい定員さんかな?




黒髪で爽やかな感じ。




「私はー、パイナップルのチーズケーキ味とチョコ!莉那は?」





「私はーーー、バニラといちごのチーズケーキ味で。」





「かしこまりました。少々お待ちください。」





私達は窓際の席に座って、アイスが来るのを待つ。





「あの定員さん、かっこよくない?」





「うーん、まぁ。」




「もう、莉那ったら!相変わらず、趣味が分からんことよ。」




「黒髪だし、爽やかそうだなーっては思ったけど。それ以外は別に、、、」




「それをカッコイイって言うのよ、莉那さん。」




ほっぺをプクーっとして私を見る葉月葵。




まぁ、そうなのかなー。




考えていると、アイスがきた。




「お待たせしました。こっちがパイナップルでこっちがイチゴです。ごゆっくりどうぞ。」




ニコッと笑った笑顔。




まぁ、カッコイイかな。




あれだけカッコイイとか言ってたくせに、アイスがきたらアイスのことしか頭にないんだから、葉月葵は。