「隠れたヒーロー?」
「ん。縁の下の力持ちって言うの?それだよ。陽と陰なら、陰。でもそれが悪いわけじゃない。知ってるか?太陽って、誰も見ないんだぞ?眩しすぎて。あんなに人が大勢動いている時にいるのに。でも、月はみんなが見る。暗いのに、寒い中みんな見上げるんだ。しかも、綺麗なんて褒め言葉までもらって。」
「、、、、、、うん。」
「だからさ、莉那は凄いじゃん。だからさ、莉那が思ってること全部、褒め言葉も嫌なことも、ムカつくことも。全部友達に、俺に言ってくれたら、それだけで俺は嬉しいんだけど?頼られてるみたいで。」
「っ、、、、う、ん。」
「もし、莉那が頼るのが嫌ならそう言えばいいし。でも友達なんだからさ、ないところ補い合うのが一番だよ。だからもう泣くなよ。」
私の目からは涙が出ていて、次々にこぼれ落ちる。
伽斗がそれを優しくすくう。
「ん。ごめん。」
私は何も分かっていなかった。
家にいて、笑っているだけで邪魔者扱いされるし、迷惑がられるから、いつの間にか忘れてしまっていた。
「ん。縁の下の力持ちって言うの?それだよ。陽と陰なら、陰。でもそれが悪いわけじゃない。知ってるか?太陽って、誰も見ないんだぞ?眩しすぎて。あんなに人が大勢動いている時にいるのに。でも、月はみんなが見る。暗いのに、寒い中みんな見上げるんだ。しかも、綺麗なんて褒め言葉までもらって。」
「、、、、、、うん。」
「だからさ、莉那は凄いじゃん。だからさ、莉那が思ってること全部、褒め言葉も嫌なことも、ムカつくことも。全部友達に、俺に言ってくれたら、それだけで俺は嬉しいんだけど?頼られてるみたいで。」
「っ、、、、う、ん。」
「もし、莉那が頼るのが嫌ならそう言えばいいし。でも友達なんだからさ、ないところ補い合うのが一番だよ。だからもう泣くなよ。」
私の目からは涙が出ていて、次々にこぼれ落ちる。
伽斗がそれを優しくすくう。
「ん。ごめん。」
私は何も分かっていなかった。
家にいて、笑っているだけで邪魔者扱いされるし、迷惑がられるから、いつの間にか忘れてしまっていた。