木の下に座ると、隣に伽斗が座る。




今、謝らなきゃ。




「あの、、、、伽斗。さっきはごめん。」




「ん?何が?」




「、、、、、、手。振り払っちゃって。」




「あーーーーー、それか。」




やっぱり、怒ってるかな。




そっと、顔を上げて伽斗を見てみる。




その表情はさっきとは違う、ちょっとスッキリした顔だった。




「別に気にしてないよ。そりゃ、さっきはびっくりしたけど。別にどうってことない。」




その言葉に、また何故か私の心が重くなる。




なんでこんな気持ちになるのか。




伽斗や葉月葵と話すと、なんで自分の心が暗くなって重くなるのか。




その原因は、、、多分分かってる。




「私さ、、、、伽斗や葉月葵みたいに、何も役に立てないんだ。」





「え?」





突然何を言い出すんだという顔。




そりゃそう。