「ん?あっ、伽斗!!」




「よっ、莉那。こんなに重いの1人で運ぶなよ。」




「ありがと。中に葉月葵と海璃君いたんだけど、、、」




「また怒られてた?」




「うん。初めて見たよ。オーナーが怒ってるの。」




「俺はいつもだけどねー。まぁ、海璃よりは少ないけど。」




軽々とダンボールを持つ伽斗を見て、なんか自分の無力さを感じる。




「まだ中にある?」




「うん。あっ!私が持ってくるよ!」




「いいよ。莉那はここで運んできたやつを車に乗せて。」




「大丈夫。私がやるから!」




パシッ




伽斗が伸ばしてきた手を私は振り払った。




「あっ、、、、ごめん。」




「いや、、、。大丈夫。」




伽斗は今までに見た事ないくらい悲しい顔をした。




あっ、




傷つけた。




どうしよう、、、、、、




「莉那ー?伽斗君ー?これで最後みたいだよ?」




葉月葵がダンボールを持ってきた。




その後ろから海璃君が。