「こりゃ面白くなりそう!!ね、そうだ!!この4人でさ、夏祭り行かない?」




「「夏祭り?」」




私と葉月葵の声がハモる。




「そうそう。ここの近くでやるでしょ?そこで、じいちゃんが屋台するんだよ。ソフトクリーム!!いつも伽斗がバイトしてるんだけどさ。」




「今年はバイトしないの?」




葉月葵が聞くと、




「だから、みんなでバイトして、その後、花火見ようよ!!」




「わっ、それいい!!私、葉月葵!!よろしくね、海璃君!!」




「おう!!海璃でいいぞ!」




すぐに意気投合した2人。




んー、バイトかー。




お母さんやおばあちゃんに言ったら絶対無理だって言われるし。





でも、やりたいし。




「あのさ、私から1つ提案いいですか?」




「なんですか、莉那ちゃん?」




私につられて、海璃君まで敬語になっちゃってる。