ご飯じゃないの!?




「こないだ伽斗君がさ、新作メニューでパンケーキ作った言うから、絶対行くって話して。そしたら、莉那と二人でおいでよって!!安くしてくれるって!!」




この人、値段に釣られたよ。




いつもご飯はガッツリ食べるくせに。




「まぁまぁ、入ろ入ろーー!!」




お店の中に無理やり入れられると、




「いらっしゃいませーー、って!!葉月葵ちゃんと莉那!!」




「ようよう、伽斗君!!来ましたぞー!!パンケーキ2つお願いね?」




葉月葵がニコニコしながら話してる間、私は何となく伽斗と目が合わないようにしていた。




いつものように窓側に座る。




「ねぇ、もしかしてさ、莉那、伽斗君と喧嘩したの?」




座って早々に聞かれる。




「いや、違うよ。、、、、、、私が気まずいの。」




「なんで?」




「、、、、、、前、家に送ってもらった時ね、お母さんが怒鳴ってて。それを聞かれちゃってさ。」