スマホをリュックに入れると、伽斗と一緒に教室に向かう。




「今日から体育祭まで、残り1週間!ここからは係ごとに3年の指示聞いて動けよー。」




これまでほんとに大変だった!!




クラスTシャツ作ったり、リレーの順番、種目の名前登録。




疲れて毎日へろへろ。




だから最近寝不足なんだよね。




「莉那?呼ばれたから行こ?」




「あっ、うん!いくいく。」




あの時決めた係だけど、することは、会場準備に当日の司会と実況。





炎天下の中動き回るより、座ってアナウンスしてる方が楽だと思ったんだよね。




「えーと、とりあえず今日は倉庫にあるのをここに運んぶっていう作業です。」




これは、、、大変すぎる。




私と伽斗と、他に5人くらいかな?




終わるのかなこれ。




「莉那、行こ。」




「ん。」




この箱運ばないうちダメだな。




大きな箱を持とうとしゃがむと、頭を誰かに抑えられた。




「これは俺が運ぶから。莉那はそっちの運んで。」





「あっ、うん。」