告白された日、家に帰ってから思い出したんだ。




カレンダーに丸がついてて。




だから、これのことだったのかなって思ったんだけど。





「伽斗、たまに抜けてるところあるし、忘れたのかなって思っちゃったよ。」





「そんなわけ!!、、、でもそっか。覚えてたんだ。」





「もちろん。だって、伽斗が言ったんだもん。伽斗がしてくれたこと、言ったこと、全部覚えてるよ。」




私がそう言うと、伽斗ははーーーっとため息をつく。





「そういうところよな。天然。」




「え?なに?」




「なんでもない!!ほら、行こ!!」




3年生になった今、私達はまた新しい気持ちで走り出す。




「ねぇ!!伽斗っ!!」




「なにー!?」




伽斗が私の手を取って走る。




「今日も大好きだよーーーーーー!!」





ずっとずっと大好きだけど、今日は今日の気持ちを言わないとまた明日になってしまうから。





明日、何があるのか分からないから。




「聞こえたーーーーー?」




「聞こえたーーーーーー!俺も、莉那のこと好きだから、心配すんなーーーーーーー!!」