そうなのかなー?




「ほら、行くぞ。葉月葵と先に行って仲直りしてこい。」




伽斗が言うと、葉月葵が思いっきり走り出して、





「莉那ー!後でねー!昇降口で会おうぞ!!」




その後を海璃が追う。




「ちょっ、また走るの!?じゃあ、二人とも後で!!」




なんか、嵐のような。




「俺達が天然カップルなら、あっちは嵐カップルだな。」





「あっ!同じこと思った!!」




「「あははっ!!」」




波長。




それが一番大事。




「なぁ、今更だけど聞きたいことあったんだけど。」





「なに?」




「告白する前に、1ヶ月後の今日、聞いて欲しいことあるって言ったんだけど、覚えてた?」





「あぁ、覚えてるよ!!それが告白してくれた日じゃん。」





「あっ、覚えてたんだ!!」





「もちろん。でも伽斗何も言わないから、忘れてるのかなーって。たまたま告白した日とかぶったのかなーって。」