「おーい!置いてくなよーー!!」




取り残されていた海璃が走ってきた。




「おぉ。ていうか、それ広めた奴海璃じゃないの?」




伽斗がじとーーっと海璃を見る。




「あれ?バレた?」




おまえーーーー!って伽斗が海璃の頭を叩く。




「ていうか、どこが天然なの?」




葉月葵に聞くと、





「発言よ。あんた達、気づいてないけど、言ってること恥ずかしいの!!普通言わなくてもわかること、ことばにしちゃって。」





「そう?」




「うんうん。」




「でも言わないと伝わらないかなーって思って。だから、葉月葵の髪型今日可愛いって思ったから今言うし。可愛いよ!」




「ほんと!?ありがとーーーー!!莉那!!って、そうじゃない!!そういう所が無自覚なのー!」





えーー?




全然わからない。





「でも確かにそうだな。莉那は伽斗といると、いつも以上に素直だな!!」





海璃まで。