「え?なんで!?」




「だって、、、、絶対に莉那は俺のことそう思ってないって思ってたから。」




「私は、、、本当は言いたかったよ。でも、色々あったし、それに伽斗、好きな人いるって言ったじゃん。だから、私じゃないって思ってた。」




怖かった。




だから1人で勝手に不安になって、すれ違った。




今日だってそうだ。




「言ったら、今まで通りに接せないと思ったし。」




今まで言えなかった不安が、愚痴に変わって、いつの間にか伽斗にあたっていた。




「ごめん。こんなこと言いたいわけじゃなかった。」





「ううん。、、、、、、あぁーーーー!!もっとロマンチックにやりたかったのになーーー!!なんか失敗したわ!」





「え?どうして?」




「色々考えてたんだよ。告白する方法。でも、俺ビビリだから。振られると思って、盛大にできなかった。」




今の伽斗は項垂れていて、力が入っていないのか、いつもより笑顔がふわふわしている。