「めんどくさがりーー!!」




「ほら、伊知。早く食べよ。お兄ちゃん死にそう。」




響樹がそう言うと、手を合わせて、




「「「いただきます!!」」」




下からは叫ぶような声。




私たちの部屋からは、笑い声。




同じ家なのに、まるで違う空気感。




これが普通になってしまった我が家。





これが私の日常。




そして、思うことは、




私が響樹と伊知を守らなきゃいけないということ。