「ごめっ、、、、ごめん、なさいっ!」




「自分はいなくていい存在なんて、二度と思うな。」





「うん、、、、、、」





「次、そんなこと言うやつがいたら、俺が許さない。」




「うん、、、、、、」





「だからさ、莉那。、、、、、、辛かったら、助け求めてよ。」





「ぅん。ふっ、ぅ、うゎぁーーーーーーーッ!!」





伽斗の肩に頭をつけて、声が大きくならないように伽斗が強く抱き締めた。





「ふっ、ぅぅーーー、辛かったっ、、、嫌だったっ、、、」





「うん。」





「怖かったっ、、、。死にたかったっ、、、。ずっとずっと、いなくなりたかった。」






「うん。」






「でも、、、、生きたいって思ってた。だって、葉月葵と伽斗と伽斗と、、、みんなといるのが楽しかったからっ」





「うん。俺も。」





「響樹も伊知も大好きだからっ、、、。守りたかったっ!こんな私でも、助けたかったっ、、、」






「莉那は助けたよ。今も。何度も何度も。」




私が何を言っても、伽斗は私が欲しい言葉で返してくれた。




嬉しくて、嬉しくて。




1度流れてしまった涙は、止まらなかった。