電車を降りて、テーマパークに向かう。





「「「「うわぁーーーーー。人。」」」」





まさかの全員でハモっちゃって、顔を見合わせて笑った。




「ここの社長どんな金持ちだよ。」




「えー?じいちゃんは親しい奴しかオープン最初は連れてこないと思うけどって言ってたんだけど。」





「これ全員親しいのか?」




確かに、私もそう思う。




家族連れもいるし、カップルもいるし。




「まぁ、楽しんだもん勝ちでしょ!?ほら、最初はジェットコースター乗らなきゃ!!」




ワクワクが止まらない葉月葵を先頭に私たちもあとを続く。




「おわっ!!」




人が多くて歩きづらい!!




もうぶつかってこないでよっ、、、、!




「大丈夫か?」




「え?」




ぎゅっと掴まれた左手。




「ご、ごめん!伽斗。」




「いや。迷子になられた方が困るしー。」




もう!!




人がせっかくありがとうって言ってるのに。




素直じゃないのー。




繋がれた手はそのままで、順番が来るまで並ぶ。




「ん?あれ?葉月葵は?」




「あそこ。、、、、、、なかなかいい感じなんじゃない?」




指さした先には笑いあってる葉月葵と海璃。




ほんとだ。