「そうだったんですね!!しかもご飯まで!!」




「味変だったらごめんね?あっ、あと冷蔵庫の中勝手に使わせてもらったけど。」





「全然大丈夫ですよ!ありがとうございます!!」




「じゃあ、私帰るね?起きたら、お兄ちゃんによろしく言って貰える?」




「はい!」




叶羽ちゃんは、玄関までお見送りしてくれた。




そして、帰り際、




「あの、実は私、莉那さんのこと聞いてたんです。」




「え?私?」




突然のことにびっくりする。




「はい。前に、遅くまでお兄ちゃんがリビングでスマホいじってて、誰と話してるのって聞いたら秘密って。その時チラッと莉那って書いてて。」




「そうなんだ!!よく、連絡取り合ってたからかな。」




「お兄ちゃんが女の人と長く会話することあまりないから、びっくりして。きっと、お兄ちゃんは莉那さんのこと特別なんですよ!」




特別?




そうかなー?