《ブログの管理者は死にました》


とても短い文章。


あたしはそれを見て口をポカンと開けていた。


死んだんだ……。


相手のことはなにも知らないし、ちょっとメッセージを送っただけだ。


それでも死んだと聞くと心にポッカリと穴が開いたような気分になった。


わざわざ知らせてくれたいんだし、なにか返事をした方がいいだろうか。


そう思っても、指が動かない。


どんな言葉を紡いでみても、何も知らないあたしが言うには少しおかしい気がした。


結局あたしは返事をすることができないまま、2時間目の授業が始まったのだった。