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付き合い始めた翌日の朝は、なんだか恥ずかしかった。


いつも通りキッチンでご飯の準備を手伝っていて、そこに透が入って来る。


透のお父さんもお母さんもいるのに、新婚さんになったような気分がした。


「今日も、一旦家に戻るんだろ?」


学校までの道のり、透にそう質問されてあたしは頷いた。


洗濯物はできるだけ自分の家でするようにしている。


汚れものまで透のお母さん任せにするわけにはいかなかった。


「友里って遠慮する性格だよなぁ」


そう言う透にあたしは首を傾げた。


「そう?」


「そうだよ。風呂だっていっつも最後じゃん」