「プレゼント交換だっけ?」


所謂くじ引き。当たった番号のものを貰えるってこと玲香も言ってたけど後でちゃんと渡すものはそれなりに用意はしてるからこれはこれで楽しめばいいよねって。


「ん、これ滝のやつか。」


「あ、芽衣ちゃんからのだ。何入ってるのかなぁ」


あ、クロスしちゃった。朔には玲香からのプレゼントで。私のは瑠衣くんにいった。当たり障りのないもので選んでるし大丈夫なはず


「ありがと、芽衣ちゃん。」

「あ、私…朔のだ」

「瑠衣の、やつじゃん!」

それぞれ開けて、確認する。手袋とストラップが入ってた朔らしい。誰に当たるかわかんないのにそういうの選んじゃうとこ朔らしいかもね。パーティーはそのあとに、ケーキ食べたり話して解散した。玲香は瑠衣くんが家まで送るって2人で帰っていった。朔はまだ部屋にいるけど


「芽衣、これ。やるから開けてみろ」

「ん?なーに、この袋」

いいから開けて、そう言われて開けてみせる朔からのプレゼント…水色と白のチェックのマフラー。まだ買ってないってのちゃんと見てたんだね今までのしてなかったのも言ってくれたり、俺の使ってろって言ってくれたりちゃんと見てるんだなぁ

「ありがと、朔。これ大切に使うね、マフラーと手袋。」

「お前、寒がりなくせして買うのおせぇんだよ無理して風邪とか引くなよ?」