からん。
氷が涼やかな音をたてる。
「それで話って?」
「ああ、お前に1番に言おうと思って。」
1番という言葉でちょっと嬉しくなる私は単純だな。
「実は俺、、結婚するんだ。」
「えっ、、、。」
今なんて、、
頭が追いつかない。
信じたくない。
「おめでと、、」
「意外だった??」
「うん、ちょっと、、」
「どしたの?酔った??」
「ちがうよ、いい女見つけちゃってーお幸せに!」
こんなこと思ってない。
「ありがと!親友に1番に言いたかったんだ。」
友達って言わないで。
「親友だって、やったぁ!」
こぼれるな涙。
「泣いてる?」
「嬉しくて。」
嘘だよ。
「え、俺のためにありがと、」
きっとあの可愛い彼女だ。結婚するなんて思ってなかった。あのこと別れたあとに付き合えたらいいななんて思ってたのに。
ちょっと、、おそかったかな。