「みどりちゃんって仰るのね。可愛いわ」

『あ、ありがとうございます…』

「乙羽、あんまり見つめるな」

「もう、蓮ったら~。嫉妬してくれて嬉しい!」

『…』







みどりちゃんって咄嗟に思い付いたけど源氏名っぽくないか!?


というか。どうでもいいけど、蓮さんの束縛キツくないですか?

乙羽さんも喜んでるし…。


月神家ってパートナーへの愛情をかけまくる血筋なのか…。



乙羽さんと蓮さんは完全に自分たちの世界に入ってスキンシップし始めてる

これでいいのか。








というか、俺はそれどころじゃなかった


「…」

『…』



隣に座ってる柊さんを意識しまくってご飯が喉に通らないです。






「二人は今日何してたの?」

『ぶはっ…ナニシテタッテナンデスカ』

「今日のデートとか」

『でででデート!?』



デートだったの!?
いやデートだけどそうじゃなくて!!



「うふっ。初々しくて可愛いわね。蓮、昔は私もあんなだった?」

「乙羽はいつも余裕そうな顔してた」





顔のみならずもはや全体的に赤くなる




『チョ、チョットトイレ…』





立ちあがりトイレに逃げ込んだ