部屋に鍵をかけて着替える



可愛いお洋服

俺が普通に育ったら着てたような服
俺は育ちの影響か、女の子の服に何も感じなかったけど


柊さんに女装をさせられたあの日からちょっとだけ興味が沸いた


服に敏感になると女の子とも話しやすくなるしいい経験だと思えば





『よし』


仕方なくかつらを被り柊さんの待つ外に出た







メイクをしてもらいながら柊さんに話しかける



『柊さんって彼女いたことないの?』

「私がその類いに関して興味あると思いますか?」

『じゃあ何で俺なの?寄りによって発想が変態すぎない?』

「あなたにしか私は何も感じられませんから」

『…あ、そっか。柊さんゲイだもんね』

「何でそうなるんですか?」






ゲイって前から緑川さんから聞いてたし

それなら納得がいく

というか、そうじゃないと俺にも逃げ場が無いし
初めて俺が女でも男でもない事に感謝した