わぁあ!墓穴!柊さんごめん




『トイレ行ってきます』

「あー逃げた」





トイレに行くと溜め息をつく




『はぁ…』

「あなた、本当に役者なんですか?」

『わぁ!って柊さん?』


どうしてここに?
ってこの前から久しぶりだ…。
恥ずかしくて顔が見れないよ








察したのか普通に接してくれる柊さん

「勘違いしないでください。お嬢様が心配で後をつけただけです」

『え?あー、そっか。あはは…ごめんね。柊さんの秘密守れなくて』





俺、視線が今、柊さんの唇に行ってる…。
だめだめ!俺には美代子さんがいるのに!


美代子さん以外の人に浮気なんてダメだ




美代子さん以外の人と仕事以外でキスなんて。ましてや、それを意識してるなんて論外だ
美代子さんを満足させられない。