うっかり求めてしまいそうになったとき唇が離された



…助かった







「そんな顔、他人に見せない方が良いですよ」

『…ごめんなさい』




体がだるく、火照っているのが分かる

これすら、コントロール出来ないなんて俳優失格だ







『ごめんね。俺、その日はおかしくて』

「分かってます。あなたのせいではありません。気にしないでください」

『でも、そんなの言い訳だよ、俺の不注意だもん…不快だったよね』

「…気にしてませんから」

『あ…そうだよね。ごめん。お邪魔しました』





何とか外に出た
遅れて震えが始まる

体全体が痺れて床にへたりこんだ


まだ、ドキドキしてる、、、







『…』





え、嘘…。