帰り道、緑川さんは電話で少し離れて行ったので車で待つことにした


こっそりと付いてきた白石さんがフロントガラスを殴る


「何で私が！！」

『白石さん！何してるんですか？』




フロントガラスを割られる前に白石さんを引き剥がす


「何で思い通りにならないの！？」

『…俺には愛している恋人がいるからあなたと熱愛する事は出来ないんですよ』

「だって、あんなに大事にしてくれてっ、好きな人じゃなければこんなに優しく出来ないでしょう？」

『…俺、偽善者だから誰でも優しく出来ますよ』

「湊に何するのよ！！」



出てきたのは緑川さんではなく美代子さんだった

『美代子さん！？どうして？恋人は？』

「湊から離れなさいよ！！」


美代子さんは白石さんを突飛ばしで俺の腕に絡めてきた



え？修羅場…？