学校に着くと美波が部室から顔を出した。

「おはよう瀬那! 」


こんなに暑いのに、美波は元気だなあ。


私は上を見上げ


ジリジリ照りつける太陽を睨みつける。

「暑いね、今日。」


「そうだね、、、あ!柊琉くん来たよ。」


美波の一声で、私はすっと後ろを振り返る。


「瀬那おはよっ」


太陽のせいか、目の前にいる柊琉の笑顔が


いつもより眩しく見えた。


その時、「体育館入るよ。」という部長の声がした。


「おはよ柊琉、私もう行くね。また後で!」