「お前ほんと俺の事大好きだな。」


「もうやめてよばかー。」


柊琉の言葉で私はさらに恥ずかしくなって


怒ったように言い返した。


「二人とも。イチャつくのはそこまでにしてください。」


美波が呆れたように言った。


「売ってるやつ持ってくるから待ってろ。」


そう言って奥の方に戻って行く柊琉の姿を


私はぼーっと見つめていた。


「あんた達ほんと幸せそう、見てて飽きないわ。」


私は素直にそれを褒め言葉として受け取り


へらっと笑顔を見せ、「ありがとう。」と答えた。