祭りが行われた場所から少し離れた公園の


ベンチに私たちは座った。


「ね、瀬那、今日楽しかった?」


なに当たり前のことを聞いてるんだろう。


「うん、楽しかった。」


「そっか。」


柊琉が顔を近づけ、そっとキスをした。


「ん、柊琉、、、すき。」


私も柊琉の真似をして


今度は自分からキスをした。


「俺も。」


柊琉の顔は幸せそうに見えた。


私と同じ幸せを今感じてくれてるのかな。


だったら嬉しいな。


「瀬那、俺の事好きになってくれてありがとう。」


それは私のセリフだよ。


柊琉といる毎日が私にとって一番の幸せ。


「私の方こそ、ありがとう。大好き。」