柊琉のときも正直そんなところがあり


きっといつかは終わるんだろうな。


そう思っていた、だけどその気持ちは


柊琉の言葉によって一瞬にして変わった。


ある時柊琉が言った。


「ずっと一緒にいるから。離れるなよ。」


私はそれを信じることができなかった。


素直に「うん。」と答えるのが


正しい答えなのかもしれない。


だけどその時の私には


「ほんと?」と聞くことしかできなかった。


私ってほんと可愛くないな。


その時心からそう思った。


だけどその後柊琉から返ってきた言葉は


私が考えていたことと全く違った。


「瀬那が信じれると思うまで待つから。」


「無理に信じようとしなくていいよ。」



それを聞いた瞬間涙が溢れ出した。


止めたくても止まらなかった。


こんなこと言ってくれる人は初めてだった。


こんなに想ってくれる人は初めてだった。


彼は私のことを愛してくれている。


私は彼から離れない。


何があっても絶対そばにいる。


そう心に誓った。