…龍輝君かぁ…







また…会えるといいな…







美里は口元を緩ませながら家までスキップをして帰った。






「ただいま~♪」






「お帰り、美里。
あんた、顔がニヤケてるわよ?」







ドキッ


お母さんの一言に思わずドキッとした。






「…なっなにもないよ~♪」






そう言い残して美里は2階に行った。







バタン…



「…はぁ…やばい…」





部屋に入ると今日の疲れが一気に溜まり、ベットに寝転んだ。







「…かっこよかったな…龍輝君…

明日も会えるかな…?」








美里の嬉しさとは反対に龍輝とはもう二度と会うことはなかった…



あの日までは…―