「ねぇねぇ、見ていかない?」




 
 加奈ちゃんは、剣道部の佐々木と仲いいもんね~





 協力してあげるとするかぁ。





 「いいよん♪」




 
 「あっ…」



 
 剣道部のボールが私の前に飛んできた。






 2年生の人かな?取りにきたみたい。





 「どうぞ。」





 「ありがとう。」




 あれ?男の子なんだ…




 格好いい女の子だと思ったんだけどなぁ。




 そう、これが絢斗くんとの出会いだよね??




 ごめんね、まだわかってなくて。