李「委員長。私、帝月、皆星、館原で組むから」


委員長「え、赤城さん、転校生組と組むの?」


李「そーだけど」


委「大丈夫?最初はあんなに仲悪そうだったのに」


李「まぁ色々あってね。大丈夫だから」


委「そっか。分かった、書いておくね」



委員長と少し話してからすぐに私は自分の席へと戻った。


そこでようやく気づく。


クラスのいくつかの女子が私たちを睨んでいることに。


まぁ、そのほとんどはこの間、桜舞や私を悪く言ってきた人達だけれど。


...桜舞じゃないけど、これは面倒臭い。


私も女だけど、彼女たちほど男にがめついてはいないから
彼女たちの気持ちがイマイチ分からない。


多分彼女たちが言いたいのは何故徠と律佳と一緒なのか
ってこと。


仕方ないじゃん、成り行きでそうなったわけだし。


それに、あなたたちが自分からなろうって言えば
良かっただけじゃん。


とは流石に言えなかった。


もし、言ってしまえばもっと揉める。


そうしたら、桜舞が壊れてしまう...。


歯痒い思いを胸に抱きながらも私は冷静に黙っていた。