「貴方…、どこか体が悪いんじゃ……。」

「私の事はいいの!私は……、私のせいで、

お兄ちゃんと花依さんが別れるなんて絶対嫌

なの!」

え……?

お兄ちゃん……?

すると、その子は手を引っ張り走り出した。

「お姉さんは、自分の気持ちを伝えればい

い。花依さんの言葉なら、絶対お兄ちゃんの

心に絶対届くから……!だから、行こう!」

すると、その子の背中を追いかける様に私は

走り出した。