私は壁に掛かっているカレンダーに目を通

す。

明日……、デートをする日…。

会ってしまえば絶対に隠し通す事はできな

い。
 
そう思うと、私は心が重かった。

心拍数が加速する音が分かる。

私は、緊張のあまり思考停止になりかけてい
 
た。

だが、心の片隅に私はあの女の子の事が気になっ

ていた。

出来れば、またお話したいなと密かに思ってい

た。