「何があったか分からないけど、とにかく

落ち込まないで!!何かあったら私に相談

ー。」
 
「おっほん!!」

遠くの方で先生が、大きな声で咳払いした。

「す…すみませんでした。」

夏帆は、顔を赤くし軽く会釈した。

「ふふっ、夏帆を見てるとなんだか心が落ち

着くな…。…、後で話聞いてくれる?」

「……!!うんうん、いつでも相談にのる

よ!」

元気に頷く夏帆は、無邪気に微笑んだ。

好きだからこそ知りたい……、君の事を。

そう他人の心に入っていくことは、悪い事な

のかな……?