「世間は狭いからね。比嘉特捜部長の娘だからその繋がりぢゃない?」

「えっ!?まぢか…お前、勇者やな。」

強面な比嘉特捜部長の娘と付き合う俺は勇者なのか…初めて烏丸に嫌味以外を言われて気持ち悪くなった。

「青山くん!明日の朝、難波さんを寄越すって!
君はいつまで休暇なの?」

「明日までです。」

そう言うと本田刑事は、俺から烏丸へと視線を移動させた。

「…烏丸くん、明日難波さんと頑張って。」

「ぁあっ!?」

烏丸が思いっきり俺を睨んだ。

「…頑張ってね。」

「たまに特性使わせるからな?!覚えとけ!」

これ以上彼と話してると喧嘩になりそうなので俺は本田刑事に挨拶して部屋に戻った。