でも、このままで良いのかな?

正直に、想いを伝えてくれた遠藤君に私は素直って思われたままで良いのかな?

今の私にはわかるよ。今、やらないといけないこと。
そう思った私は考えるより先に口が動いていた。

「あのね、遠藤君。聞いて。私は素直じゃない。私も前から遠藤君の事が好きだった。だから、遠藤君の顔を見たら胸がキューッてなる感じで、避けちゃったの。嫌な思いをさせて、ごめんなさい。あと、想いを伝えてくれてありがとう。」

私は一息に言った。

ちょっと荒くなった私の息づかいだけが響く。