「このジェットコースターヤバかったな!!」
「一輝の頭ボサボサだね!」
「おい、笑うなっ!」

仲良くはしゃぐ二人を見て私はとても不安になっていった。

仲直りさせようと誘ってくれたのはすごく嬉しいけど、当の本人があれだけ仲良くしているから私は入り込む隙がないよ…

はぁ。

すると一輝が何かを察したようにこっちを見た。
私と目線がかち合う。

私は目でどうしようと伝えた。

すると一輝はそれを察したように強くうなずいた。