その日、私はいつもなら部活に行っている遠藤君を待つが、今日は連絡もせずに先に帰った。

たかがメルアドを交換している所を見ただけなのにこんなにも感情的になっている自分が嫌い。
自分の嫉妬心を遠藤君に八つ当たりしてる自分が嫌い。

遠藤君は私がいなくてちょっと戸惑っているかもしれない。私が何かに怒っていると勘違いしているかもしれない。

どっちにしろ遠藤君を困らせていることは私にだってわかっている。

でも、自分ではこの気持ちを抑えることが出来ないんだ。
ごめんね、本当にごめんね。

届くはずのない私の想い。膨らんで、膨らんで、弾けていった。