「やっぱり鳴家さんがいいよね!」
「俺は御影くんのほうが。」
「あー、それもわかる!」
桜子と帰る日は必ずと言っていいほど私の知らないバンドの話ばかりされる。
私は知らないので黙ったままだ。
しかも桜子の降車駅は私と遠藤君と一緒なので、私が喋る機会がない。
なんで一輝が桜子を苦手としているのかよくわかった。
遠藤君も最近は楽しそうだし…………
私は苦労してやっと友達になったのに、なんで桜子はそんなにすぐに友達になれたの?横入りしないでよ。先に友達になったのは私なのに。
悲しみに似た怒りがわいてくる。
「俺は御影くんのほうが。」
「あー、それもわかる!」
桜子と帰る日は必ずと言っていいほど私の知らないバンドの話ばかりされる。
私は知らないので黙ったままだ。
しかも桜子の降車駅は私と遠藤君と一緒なので、私が喋る機会がない。
なんで一輝が桜子を苦手としているのかよくわかった。
遠藤君も最近は楽しそうだし…………
私は苦労してやっと友達になったのに、なんで桜子はそんなにすぐに友達になれたの?横入りしないでよ。先に友達になったのは私なのに。
悲しみに似た怒りがわいてくる。