私はどうしようか迷っていた。すると、

「初めましてー!間宮桜子です!」

桜子はもう自己紹介を始めている。
フレンドリーだなー。

でも………
この時、私の心の隅の隅がチクリと痛んだ。

「玲奈ちゃんー!早く早く!」
一輝と遠藤君と先に行っていた桜子が手をふる。

ま、いっか。

私は桜子のもとに駆け出した。